
クリスマスには、ケーキ屋さんでデコレーションケーキを購入し家族や恋人と楽しむという方が多いのではないでしょうか。しかし、デコレーションとひとくちにいってもデザインは豊富で、サンタの砂糖菓子が載せられたシンプルなものからブッシュドノエルなど種類はさまざまです。最近では、素人が作ったプロ顔負けのクリスマスケーキもレシピの投稿サイトやブログなどで紹介されています。毎年同じようなデコレーションケーキで飽きてしまったという人は、これを機会にいつもとは違うクリスマスケーキを手作りしてみてはいかがでしょうか。
クリスマスを象徴するデザインをテーマに
クリスマスといえば、サンタさんやツリー、トナカイ、リースなどさまざまなモチーフを思い浮かべることができます。どのモチーフも比較的シンプルな工程で作れることから、ご家庭で立体ケーキに挑戦したいという方にもおすすめです。デコレーションが難しい場合には、型を変えてその形状を生かしたケーキにするといったアレンジもあります。
初心者でもできるクリスマスの立体ケーキ
クリスマスの定番モチーフは、アニメのキャラクターと違って単純な工程で再現することができます。たとえば、クリスマスツリーをモチーフに選んだ場合、スポンジケーキをツリー型にカットして、緑色に着色した生クリームやバタークリームなどをのせるだけで、それらしい雰囲気になります。その上からクッキーやビスケット、アザランなどをツリーを飾り付けるような感覚でのせれば、もっと華やかになるでしょう。サンタさんやトナカイなどのキャラクターケーキもレシピサイトで多く投稿されているので、初心者でも真似しやすいのがポイントです。
型の特徴を生かしたクリスマスケーキ
スポンジケーキをカットするアレンジがうまくできないという場合は、型の特徴を生かしたクリスマスケーキがおすすめです。たとえば、シフォンケーキの場合は中央が空洞になっているためリースに見立てることができます。耐熱ボウルを使ってスポンジケーキを焼き上げれば、雪山やスノーマンといったアレンジも可能です。四角い型ならば、クリームの色を変えてプレゼント風にデコレーションするというのも良いでしょう。
飾り付けのポイントは?
ケーキといえばイチゴが載ったケーキを思い浮かべますが、イチゴ以外にもさまざまなデコレーション方法があります。たとえば、マシュマロやチョコレートなどの市販品を使ったり、フルーツの飾り切りを使うことでケーキのデザインが見違えるので、参考にしてみてください。
マシュマロやチョコレートなど市販品を活用
白いマシュマロを使えば、スノーマンに見立てて顔を描いて飾りつけに使用できます。表情を変えることで違う雰囲気が出るので、クリスマスケーキのデコレーションのポイントとして使用してみてはいかがでしょうか。また、市販のチョコレートには、キャラクターものや木の枝・キノコなどをかたどったものがたくさん出回っています。スティック状のチョコレートを生かしてツノに、赤い粒状のチョコレートを鼻に見立てると、トナカイの顔を作ることも簡単です。ほかにも、市販されているアイシングクッキーやマカロンなどを盛り付けると、シンプルなケーキも可愛らしく仕上がります。
フルーツのアレンジで見違える
同じイチゴを使っても、切り方を変えるだけでかなり違った印象を受けます。たとえば、イチゴを横半分にカットし、間にクリームを挟めばサンタになります。また、縦半分にカットしたものとカットしていないイチゴを組みあわせてみてもおしゃれな雰囲気に仕上がります。あえてヘタを取らずに残しておくと緑が映えて彩りも豊かになります。
生クリームもただ絞るだけではもったいない
デコレーションケーキには生クリームが欠かせませんが、いつも同じ口金を使って同じようなデコレーションをしてはいませんか?これを変えることで手作りのケーキとは思えないほど仕上がりに差が出ますので、ときには少し冒険してみましょう。また、生クリームをスポンジケーキに塗るのが苦手な方も取り組める方法もご紹介します。
絞り袋の口金やクリームの色を変える
生クリームを絞るときに使う口金は星型のものが定番ですが、ほかにも円形や切込みが入ったものなどさまざまなタイプがあります。これらを使い分けることで同じケーキでも全く違ったデザインへ生まれ変わります。また、口金の種類が限られてしまう場合でも、クリームの色を変えることで同じデコレーションでも全く違う印象になります。たとえば、クリスマスの定番カラーといえば赤・白・緑ですが、この3色を使うとよりクリスマスらしい雰囲気が出ます。
生クリームを塗らずに”落とす”
生クリームを塗る作業が苦手な方は、その工程を省いて作れるケーキに挑戦してみてはいかがでしょうか。たとえば、スコップケーキは容器にスポンジやクリーム、フルーツなどを交互にいれ、食べる前にスプーンですくって食べるので、デコレーションの手間もかかりません。また、スポンジケーキをあえて見せるネイキッドケーキも、ケーキのトップにスプーンなどでクリームを落とすだけで、おしゃれな印象になります。
まとめ
クリスマスケーキには同じようなデザインばかり選んでしまいがちですが、手作りならオリジナリティあふれるデコレーションが楽しめます。最近ではインターネット上で初心者でも簡単にできるアイデアがたくさん紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。それでも上手に作れないときには、ケーキ屋さんに足を運んでみましょう。いつもと違うケーキ屋さんで購入するとまた違ったテイストのデザインと出会うことができますよ。マンネリ化しないようクリスマスを楽しみましょう。