
誕生日やクリスマスなどのイベントには、デコレーションケーキでお祝いするのが一般的です。しかし、ベーシックなデコレーションケーキは、どこのケーキ屋さんもデザインにあまり差がなく、毎年同じようなケーキになってしまいますよね。そのため最近では、世界にたったひとつだけのデコレーションケーキを作るのが人気です。それがイラストケーキです。
自分でデザインするケーキなので、世界に二つとないオリジナルのケーキが作れます。イラストケーキにはいくつかのデザインがあり、その中から好みのものを選んで専門のケーキ屋さんに注文します。もちろん、自分で手作りもできます。写真をプリントしたものや立体的なものなど、さまざまなデザインのイラストケーキがあるので、ご紹介します。
手描きのイラストケーキで表現できるデザイン
イラストケーキの中でも、一番心がこもっているのが手描きタイプです。市販されているチョコペンを使えば、誰でも簡単にできます。最も簡単なのは、ケーキに直接「おめでとう」などの言葉や相手の名前を描くことです。もう少し手を加えて、ハートのマークや動物キャラクターなどを描くことも可能です。ただし手描きなので精密なものではなく、大ざっぱなデザインが向いています。
文字で表現する
手描きのイラストケーキのよさは、ほのぼのとした味わいがあることです。ケーキ屋さんのようにきれい仕上げるのは難しいですが、手作りケーキにイラストを描いても温かい印象になります。イラストを描くのが苦手な人は、まずは文字だけでお祝いの気持ちを表しましょう。チョコペンを数本用意して、それぞれ違う色のチョコを使って文字を描けば、カラフルでおしゃれなイメージになります。
アイコンで表現する
手描きで精密なイラストを描くのは難しいので、アイコンを活用してデザインしてみましょう。アイコンとは、ハートや星などのマークのことです。このぐらいのデザインなら、手描きでもきれいに描けるでしょう。そして、フルーツやマカロンをまわりに飾れば、立派なイラストケーキができあがります。
プリントタイプのイラストケーキで表現できるデザイン
精密なデザインを描いたイラストケーキにしたい時には、写真を使います。ただし、写真をプリントしたケーキを作るには、専用のフードプリンターが必要です。家庭用のフードプリンターはおよそ4万円から手に入るので、長期に渡って使うのなら購入するのもいいかもしれません。しかし、コストや手間を考えれば、やはりプロであるケーキ屋さんに注文する方がいいでしょう。
年代順に写真を選ぶ
相手の顔写真をケーキ屋さんに送れば、その写真からイラストケーキを作ってもらえます。それだけでは面白みがないので、三枚の写真を使ってデザインする方法もおすすめです。
赤ちゃんの頃の写真、子供の頃の写真、そして現在の写真を用意し、この三枚をケーキに並べてプリントしてもらいましょう。成長の過程がわかるので、誕生日のお祝いにぴったりのデザインになります。
写真に加工をする
最近では、スマホで撮った写真を簡単にアレンジできます。たとえば、瞳を強調したり、動物の耳をつけたりといった加工が可能です。加工した写真でイラストケーキを作ると、パーティーでとても盛り上がりますよ。
そっくり!似顔絵を描いてくれるイラストケーキ!
イラストケーキで人気があるのは似顔絵のタイプです。写真からトレースすれば誰でも似顔絵らしきものは描けますが、それではあまり面白くありません。似顔絵というのは、その人の顔の特徴をつかんで、デフォルメしたところに面白さがあります。絵心のない人には難しい技術なので、似顔絵のイラストケーキが得意なケーキ屋さんに注文するのがいいでしょう。
似顔絵の上手なお店を選ぶ
似顔絵を描いてくれるケーキ屋さんも、技術にはお店によって差があります。写真を正確にトレースして描くお店もあれば、パティシエが上手に似顔絵をデザインしてくれるところもあります。サプライズで相手を喜ばせたいのなら、高い技術を持ったパティシエが似顔絵を描いてくれるところに注文しましょう。
スマホの似顔絵アプリを使う
スマホで撮影した顔写真を似顔絵にするアプリがあります。イラスト風や油絵風にデザインできるアプリもあるので、イメージに合うように写真を加工します。そうして加工した写真をケーキ屋さんに送れば、普通の似顔絵とは違った味のあるイラストケーキを作ってもらえます。
イラストの枠を飛び越える!立体のケーキも!
イラストケーキといえば平面的なプリントや似顔絵のイメージですが、もう少し工夫すると立体的なイラストケーキを作ることが可能です。たとえばキャラクター好きな人のために、ケーキ自体をキャラクターにしてしまうという方法です。
立体ケーキのポイントは下地作り
ケーキの基本は下地のスポンジです。立体ケーキはスポンジをキャラクターの形にして作ります。そのためにはまず、どのようなキャラクターにするか決めます。決まったらその形にスポンジをカットして、そこにクリームなどでデコレーションして仕上げていきます。
市販のお菓子をパーツにする
下地が完成して、その上にクリームをデコレーションしたら、あとは簡単です。耳や鼻や目などのパーツは、市販されているお菓子を使って上手に作れます。立体ケーキの場合は、アニメや動物キャラクターなどが作りやすいので、好きなキャラクターがいる人に贈る場合は、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ
イラストケーキは、工夫すればいろいろなデザインを表現できます。文字やアイコンだけのもの、写真を使ったもの、似顔絵、そして立体ケーキまで、幅広いデザインで作ることが可能です。相手に喜んでもらえるようなデザインを心掛けて希望に合ったイラストケーキを用意しましょう。